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   コーヒー屋店主のつぶやき・・・・


浅煎・荒挽きコーヒーとの出会い (パート4)


それから数か月、足繁くそのお店に通う日々が続きました。


今から思うと、煩わしいこともあったと思うのですが、嫌な顔もせずに、カウンターに陣取ってマスター(店主)が布ドリップでコーヒーを淹れる作業をジッと観察している変な客に、よく親切にして頂いたと感謝するばかりです。


そして、私が本で仕入れたコーヒーの知識で色々と質問をするのですが、実に明快に答えてくれます。

本に書かれていることは間違いではないのですが、それが真実の全てと思うと大きな誤解を生むことも痛感させられました。


気が付けばコーヒーの魅力にドップリと浸かっている自分がいました。

そして、いつしかコーヒー専門のお店を持つことが夢(職業として)となっていました。


ある日、意を決してその思いをマスターに伝えたところ、しばらくジッと考えておられましたが、おもむろに「本気でコーヒーを職業にしようと考えているなら、コーヒーの生豆と焙煎について勉強しないと、本当のことは判らないよ」と言うアドバイスでした。




さー、それからが大変です。
コーヒーの生豆と焙煎の勉強と言われても、雲をつかむようなお話です。


コーヒー関連の求人を見つけて問い合わせしても、営業のお仕事で、希望するような
焙煎に関われる仕事がおいそれとあろうはずが
ありません。


それでも何社か、面接するところまでこぎつけました。

その報告をマスターにすると、暗い浮かぬ顔をされるのです。


理由をお聞きすると、やっつけ仕事と言う表現がありますが、何の職業でもその道の
一流と言うか本物の実力を備えた方に指導され
ないと、結局は自分も本物にはなれないと
言うことでした。


失礼ながら、私が面接を受けようと考えていた会社は、そういう意味ではやっつけ仕事しかしていない会社だと言うことなのです。


そして、ご紹介頂いたのが、前のページで名前が出ていた、大阪・難波の自家焙煎コーヒー店である「モ〇珈琲」さんだったのです。


そこの社長であるH氏は、その当時60代後半であったと思いますが、お兄さんからお店を引き継いだ2代目さんで、焙煎歴50年の大ベテラン。


おまけに深煎コーヒーが主流の時代にあって、ズーと浅煎の焙煎を追及されてきた、異色の焙煎職人であるとのお話でした。

勿論、そんなこだわりの強い方なので、使う生豆も最高の材料を吟味して使われるので、生豆と焙煎の両方で、本物とは何かをシッカリ勉強できるのではないかと言うアドバイスです。


それから何度かその店に客としてコーヒーを飲みに行きました。

そのころは、まだコーヒーの美味しさと言うのが良く分からない若造の口でも飲みやすく
嫌味のないコーヒーであることは、直ぐに
理解できました。


そして、ある日、店の表に求人募集の看板を観たのです。
その店に勤めたとしても、焙煎を勉強できるという保証はありません。
でも、少なくとも本物(あえてそう言わせてもらいます)の焙煎と言うものの空気(雰囲気)は味わえるような気がしたのです。


四も五もなく、直ぐに面接を受けました。

私の本格的なコーヒー修行が始まった、最初の第一歩です。


次回につづく・・・


浅煎・荒挽きコーヒーとの出会い (パート1) 
浅煎・荒挽きコーヒーとの出会い (パート2) 
浅煎・荒挽きコーヒーとの出会い (パート3) 
浅煎・荒挽きコーヒーとの出会い (パート4) 



   

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