浅煎・荒挽きコーヒーとの出会い (パート1)
こちらのプロフィールで『私、学生のころは紅茶党というかコーヒー好きではなかったのです』と書いていますが・・・・
そんな私が、なぜコーヒー屋としての人生を歩むことになったのか、私事で恐縮ですが、それについてのエピソードを少しお話させてください。
私の学生時代 (かれこれ40年前ですね・・笑) は純喫茶全盛の時代でした。
喫茶店でお茶を飲みながら友達と交流するのが、流行りと言うかハイカラに思えた時代でした。
コーヒーを注文してブラックで飲むのが通と言うか、どこかカッコ良くて粋な若者と思っていた時代です。
当時、パイプが流行していて、洒落者の友達などは刻みタバコをパイプで吸ったりしていました。
今思うと笑うような光景です・・・・(^∇^)
友達は皆コーヒーを注文するのですが、私はその苦い味が苦手で、なんでこんなものが美味しいと思うのか不思議でした。
なので私はいつも紅茶を注文していました。
そんな私が、卒業後、料理人を目指して勤めたレストランで、喫茶部門を任されてコーヒーに関わる仕事をすることになりました。
コーヒー関連の本を読み漁ってにわか仕込みで得た知識をもとにして、美味しいコーヒーを提供すべく努力しましたが、なかなか満足いくようなコーヒーが提供出来ない日々が続いていました。
コーヒーが美味しいと言われるお店を巡って味の研究もしましたが、どんどん深みにはまって益々混乱するばかりでした。
そんなある日、偶然入ったお店で飲んだコーヒーが初めて"美味しい"と思えたのです。
それが人生初めての、『浅煎・荒挽きコーヒー』との出会いだったのです。
次回に続く・・・・
●お届けしたいのは『こだわり』です●
自家焙煎の店 フクモト珈琲
(グーグル地図)
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